玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

モノづくり

「百鬼夜行」展

高台寺は、北政所ねねさんが夫秀吉の菩提を弔うために建てられたお寺ですが、円徳院、掌美術館とともに、なかなか見所のある空間です。枯山水のお庭や龍の姿をした渡り廊下やお茶室、襖絵や蒔絵など調度品も盛りだくさん。そして幽霊の掛け軸が幾つかあるの…

宗研展示会「想」

18,19日と谷町4丁目のマイドームおおさかで佛具の展示会があり、私の作品も(有)河亀仏具店(お問い合わせTEL;06-6852-3822)のブースから出展されました。展示会は全国の業者さん向けのもので、毎年5月に、新しい感覚の仏具や、マンションにも沿…

「誕生!中国文明」

奈良国立博物館で今月29日まで開催されている展覧会に行き、興奮しています。 紀元前2000年頃に黄河流域に位置する河南省が、中国文明の誕生の地。幻の王朝「夏(か)」に始まり、12世紀頃まで中国の政治・経済・文化の中心地として栄え、古代日本にも大き…

赤不動、青不動、黄不動

早口言葉みたいですが、今月中旬に開かれる佛具展示会の出品作品です。もともとお不動さんは黒と決まっていたのですが、3色不動の掛け軸が見つかってからは、青いお不動さんもポピュラーになりました。 今回は、木製彫刻の3寸サイズのお不動さん・・・木仏に…

漆塗りに彩色

五月中旬に、大阪で佛具の展示会があります。全国のお仏壇やさんが見に来られる新商品の展示会で、一般の方は入れませんが、その中で、私のお地蔵様のタペストリーやハンカチ、色紙、漆塗りに描き絵した小さな厨子などが展示発表されます。 木で彫られた地蔵…

長沢芦雪 「奇は新なり」

滋賀県信楽の桃源郷、枝垂桜満開のトンネルをくぐって、I.Mペイ建築の美穂ミュージアムへ、「長沢芦雪展』を観に行ってきました。「玉城和美の描き絵」のルーツである「描絵」が全盛だった江戸後期は、多くの才能ある若手の画家が、学んだことを根底に、個…

笹酒

昨晩、ご近所さんが、「京都の狸谷さんへ癌封じのお参りに行って来たよ〜」とお振る舞いの笹酒を御裾分けしてくれました。毎年1月28日は笹酒のお振る舞いがあって小瓶を持ってお参りに行くそうです。 見た目は、ちょっと竹の表面のような色で、蓋を開けると…

描き初め

2,3日前からスケッチ散歩などウオーミングアップ、そして今年の描き初めは、鉄砲百合。 聖母マリア様のシンボルです。が、清楚なイメージの百合とはイメージほど遠く、私が描くとやっぱり野生の鉄砲百合、しかも群生になってしまいます。一本の軸から5,6本文…

金島桂華の世界

京都市北区にある堂本印象美術館へ金島桂華の花鳥画を観に行ってきました。 KANASHIMA KEIKA(1892〜1974)は、広島生まれ、大阪で日本画を学び、京都で竹内画壇で活躍、文展入選、1930年からは京都市美術工芸学校で教鞭をとった画家です。自…

平成中村座 法界坊

22日、大阪城公園にかけられた芝居小屋、平成中村座、昼の部へ歌舞伎を観に行きました。 舞台は私の好きな世界です。歌舞伎やオペラに出逢ったのは10年以上前ですが、こどもの頃から日舞にしろバレエにしろ、ちょっと変った見方で良かった〜とかいまいち〜と…

霜月

今年も早いもので11月になりました! 「霜月」は文字通り霜が降る月の意味だそうですが、旧暦のお話なので、やっぱり11月といえば、紅葉ですよね。今年はどこへ紅葉狩りに行こうかな? 他に、「食物月(おしものづき)」の略や、「凋む月(しぼむつき)」「…

寒くなりました

おかげさまで風邪が治ってきました。疲れが取れて、免疫力アップ、制作意欲がでてくるまであともう少しかな。 秋を飛び越えてやってきた冬。。。オーダーを待ってくださる方がいらっしゃる・・・とおもうと、のんびりと休むことにどうしても罪悪感を感じて、…

昭和レトロ

昭和に廃業された陶器店のお孫さんが、おばあちゃんと倉庫整理をして、ガレージセールを開かれました。 最近は白磁に上絵付けもするので、キャンバス探しに覗いてみたら、やっぱり昔のモノは良い! 上質な有田焼に呉須の藍色、赤や緑の美しさ。 全面に描かれ…

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