玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

女川アートサポート活動

あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願い致します。描き絵のご縁で繋がっている皆様のご健康をお祈り致します!穏やかな一年でありますように・・ 写真の立派な硯は、アートサポートしている女川町から戴きました。宮城県雄勝は硯の名産地で、遠藤家に代々伝わり、あの地…

はじめての女川⑪

赤蕪じいさまから、嬉しいお礼状のお返事がきました。この喜びを分かち合いたく掲載させていただきます。 早速、ご一緒にとった写真とともに、今の嬉しい気持ちをお返事しました。 『今の世の中、先のことはお互いにわかりませんが、夢物語だとしても、ご招…

はじめての女川⑩

台風にも負けず、宮城県女川えくぼハウスから、箱ティッシュカバーが30枚送付されてきた。綿ブロードの白い布に、色とりどりの筆で描き絵染めして裁断。初めての人でも縫えるように、色々と下ごしらえをして女川へ持参した。10名くらいの手芸教室メンバーが…

はじめての女川⑨

全てのご縁は、赤カブの絵一枚から始まった。きっかけは、2012年「女川の仮設住宅へ芸術作品を贈ろう」という京都造形芸術大学の千住博学長の一言。自分探しのつもりで社会人入学。芸術への探求は楽しく「玉城和美の描き絵空間」をブランド化して卒業、…

はじめての女川⑧

運転手さんとうまく遭遇できたおかげで、午後からはえくぼハウスで待っていてくださった遠藤優美子さんとゆっくりとお茶できた。同年代の女同士、親友のように深い話もできて女川をより近く感じ、また遊びに来たいなあと思った。お昼を食べる暇もなかった日…

はじめての女川⑦

役所では相談役の元校長先生や課長さんまで同席してくださって、町の現状を伺ったり今後の支援活動についてのご相談もできた。「駅前のまちなか交流館で、何かアートサポート活動ができるかもしれない」と車で案内してくださった。復興のシンボルとして何度…

はじめての女川⑥

コバルト民宿で朝5時に朝食、その足でえくぼハウスへ向かうと、畑の紫蘇とハーブが腰の高さにまで生き生きと育ってカボチャやトマトも美味しそうになっている。このままスケッチしたい衝動に刈られるが、昨日のやり残しを完成するため、預かった鍵で開けて…

はじめての女川⑤

コバルト民宿のお客さんは、ほとんどがブルーカラーの男性。復興土木建築の現場関係者と原発技術者の方々だ。県外出稼ぎ組の社宅のようになっていたり、「高速と油代つかって仙台の自宅と往復するより、お母ちゃんには悪いけど、一泊二食付5400円のここ…

はじめての女川④

午後からは、お手持ちのハンカチやストールに即興で描き絵してプレゼントするパフォーマンス。 中には、知らずに参加してくださった方もいらして、とても残念がられたので、急遽ご着用の白っぽいTシャツやパンツを脱いで描かせてもらうことになった。絵柄は…

はじめての女川③

女川えくぼハウスは、神戸東プチソロミストから贈られたトレーラーハウスを活用した、被災女性のための居場所。手芸やお花、お茶などのお稽古などに使われ、100円でお茶とお喋りを楽しむこともできる。運営されている遠藤優美子さんは、やはり「赤カブ」…

はじめての女川①

4時半起床で7時間の旅。意外にあっという間だったが、大きなスーツケースに寄贈する額をくくりつけ、お土産の入った肩掛けに、手持ち品を入れたブドウのバックという大荷物での4回乗り換えは、なかなかスリリングだった。のぞみ、はやぶさ共に満席。東京…

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