玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

第6回玉城和美の描き絵空間展

女川えくぼハウスへ¥32,500贈りました

しばらく連絡が途切れていたえくぼハウス代表の遠藤さんから、「あなたや京都の支援者の皆さんには大変ご迷惑をおかけしました。」とお詫びのメールがきました。家族を持つ働く女性には、公私共に様々なことが起こります。そんな中でのボランティア活動は本…

会場風景その2

天井に飾っている布は、幅1メートル長さは10メートルあります。 ギャラリーの壁から対面の壁に向けてディスプレイ。 古代蓮を、ほぼ即興で延々と描きました。 会場の作品は全て新作ですが、この布と床几にかけたクロスは2012年造形大の公募展の作品の…

お待たせしました!

1週間ほどダウン・・産後の休養してました。持ち帰ったこどもたち(作品)をアトリエに飾り直したり、ゆっくり身体のメンテナンスしてたらあっという間に日が過ぎてゆき、オーダー納期が気になるのでお仕事優先してたら写真整理がなかなかできず、こんなに…

印象に残った言葉より

「新聞を開いてぱっと絵が飛び込んできて、これは行かなきゃ!と思って観に来ました。」(20代女性) 「春の先取りで幸せな気持ちになれました。」(通りがかりのカップル) 「友達にハガキもらって初めて見たときはびっくりしたけど、だんだんじわじわ好き…

個展初日 朝日新聞京都版に掲載されました

おかげさまで無事に初日を迎えました。 春色一杯の会場へ大勢の方々が観に来てくださりありがとうございます! 今回は、10メートル長さの透ける布に延々と即興で描いた蓮を、床几から生えているように壁から天井へつったりロングドレスの描き絵や、古い器の…

京都新聞市民版に掲載されました

ギャラリー翔さんの紹介で、今月初めにアトリエで浅井佳穂記者に二時間くらい丁寧な取材を受け、本日朝刊に掲載されました。写真に照れますが、暖かい文面に有難い気持ちで一杯です。 タイトルに負けないような個展になってたくさんの方に観ていただけたら嬉…

女川「えくぼハウス」とコラボチャリティ

虹色に染めた布を女川の遠藤さんに送り、えくぼハウスの手芸教室に集まった被災女性の皆さんに縫って頂いた「お手玉」です。 運営資金を生み出すために、祈りを込めて折られた「福幸笑鶴(ふっこうえづる)」と一緒に送ってきたので、お手玉二個と鶴をセット…

琳派400年と私 その4

尾形光琳が小袖というキモノに描いた四季折々の大胆な花鳥風月のモチーフは、「お雛形」というデザインブックになるくらい流行しました。それらの意匠は、暮らしの中で人々に愛され、時代と作り手を経て、繰り返し使われましたが、肉筆による描絵はすたれて…

DMできました

原画タイトルは「春の音色 洛東山科にて」 幅120センチ長さ180センチの帆布タペストリーです。 昨年の春、アトリエ近くの畑で見つけた薄紫色のジャガイモの花を真ん中に、私の看板モチーフでもある鏑の花とたけて大きくなったブロッコリーに咲いた花を合わせ…

琳派400年と私 その3

美意識に長け高い芸術的教養を持ち、自らも能楽を舞い書や絵画をたしなんだ京町衆のひとり、芸術家本阿弥光悦が、洛北鷹峯に今風で言えば芸術村を興して400年。光悦に独特の才能を見出されて交流を深めながら、ともに情熱的なモノづくりをした絵師の俵屋宗達…

女川えくぼハウスの皆さんとチャリティコラボ進行中

えくぼハウスの遠藤さんからお写真とメールとともにお手玉が届きました。 「89歳の方や、慣れない針を持つ方などで、形は様々ですが、心を込めて作りました。京都の絵描きさんの個展会場に女川の熟女が作った物をおいてくださるとお話ししたところ、お喋りも…

日本お手玉の会

日本の伝統遊び、お手玉。遊びを極めていくと国際競技にまで成り得るのですね。びっくりしました。「日本お手玉の会」では、使用する玉の大きさや形状、重さなどの基準が定められ、競う畳の広さも土俵やコートのようにきちんと決まっています。 最近では脳の…

女川「えくぼハウス」の皆さんとコラボレーション支援

住む所だけではなく、仕事や家族も失い、身も心も行き場を失った女性たちが、いま本当に嬉しいことって何だと思いますか?遠藤さんに言わせると、それは「自分もまた人の役に立てて喜んでもらえること」だそうです。被災地で支援されるまま、やることもなく…

今回も東北支援

東北には親戚も知人もいないので、女川が唯一の繋がりです。最初の出会いは、たった一枚の赤蕪の絵。千住博学長の呼びかけで、仮設住宅へ作品を贈ろうというアートサポートプロジェクト。私の作品の嫁入り先は、ご高齢の鈴木家。この三年、何度か季節のお便…

女川えくぼハウス

2012年 京都造形芸術大学 千住博元学長の声がけで参加した「女川アートサポートプロジェクト」がきっかけで、「描き絵師として今の私にできることを無理なく継続する」がモットーの東北支援も、今回で三度目になります。前回の個展では、プロジェクト担当者…

今、私にできること

昨年秋に、悪性ではなく橋本病の良性腫瘍だと判定がつき、再手術を免れてから3ヶ月ぶりの検診。「取り立てて変わったところがないので、今日はこれで結構です。」と、あっさりエコーと血液検査だけで終わり、早く検査室を出られたことがとても嬉しかったです…

琳派400年と私 その2

私が生まれ育った1960〜70年代の京都では、一般家庭の中でも、美しく楽しい琳派意匠を施した建具やキモノ、食器、小箱などの工芸品が、普通につかわれる生活雑貨として暮らしの中に満ち溢れていました。日本の伝統的な深くて微妙、多種多様の色合わせやデザ…

琳派400年と私

京都は『琳派400年記念』で盛り上がっていますが、3月24日〜29日北山のギャラリー翔で開催する『第6回玉城和美描き絵空間展』でも琳派を意識した作品をいくつか展示します。例えば、陶器の絵付けでは、江戸時代の色絵皿から題材を頂き私流にアレンジ。赤、群…

あけましておめでとうございます

京都は記録的な大雪とともに2015年の元旦を迎えました。ついに6回目の個展開催まで3ヶ月を切りましたが、やっと準備の遅れを取り戻し、ほっと一安心。体調も良く、色々と夢が膨らんで張り切っています。12/8にご紹介したFちゃんが、新年早々に再度サポート…

ドレスお披露目

グリーンとピンクの玉虫色タフタ生地でシンプルなロングドレスを縫製。そこへ五色椿を描きました。通算半年かかった大作です。 椿はちょっと敬遠してきたのですが、花天井で有名な平岡八幡で宮司さんのお話を伺い、江戸の武士でさえ上向きに首から落ちるのは…

DM作成

年末年始は余裕がなくて、ゆっくりと会えそうもない私のために、東京で大活躍している中学時代の美しい友人Fちゃんが、関西出張にひっかけて訪問してくれました。夕方から二時間半、お紅茶とお饅頭だけで打ち合わせ。忙しいのに、DMの構成とデータ作成を…

アトリエごもり

とうとう師走。個展三ヶ月前の定例行事、アトリエごもりの時期に入ります。電話がつながりにくくなり、ブログ更新も減りますが、どうぞお許しください。 特に日暮れが日々早くなり、色がわからなくなるので昼間の集中力が勝負になります。夜はぐったりで早寝…

大切な方々へ「ありがとう」

私の個性を生かした「描き絵作品をコミュニケーションツールとして空間演出する」という独自の作家スタイルとお仕事のおかげで、日本全国たくさんの方々とお会いできたり、作品を通して世界と繋がっていられることは、とても幸せで恵まれているといつも感謝…

乗ってます

桜の見事な紅葉を尻目に、あくまで春の色合いで、(これ、結構キビシイ)個展準備の制作に乗っています。この時期は太陽の高度が祇く、お日様が一日中アトリエ深くまで入ってくれます。自然光のもとで描く色合いは、そのまま鮮やかに美しく布に染み入ってく…

ニューキャラ登場

デザインが決まり「いただきます!」とタイトルをつけたBabyTシャツ。ピンクやベージュなど優しい色合いの半そでTシャツに、野菜や果実が踊ります。お気に入りのニューキャラはプチトマト。鏑と葡萄、茄子に続くプチトマトの新しい色合いにはまってい…

描き絵こどもTシャツ

カラフルなサイズ100の上質なTシャツが届きました。私が選んだ10色、一枚一枚に似合う絵柄でデザインしています。何色のベースにどのモチーフを描くか?どのポイントにどんな大きさで描くか?個展会場でどう展示するか?周囲の作品との兼ね合いもあります。…

点と点が線で結ばれる瞬間

第4回個展から始めた東北支援。「いまの自分にできることを無理なく続ける。」これが私のモットーです。前回は、染めた布を女川の仮設住宅へ送り、シュシュやペットボトルカバーを作っていただき、会場でチャリティ販売、その収益全額を「花いっぱい運動」へ…

長湯BBCさんのためのハーブの絵

とてもお世話になっているスタッフさんがプレゼントしてくださった手作りの「アロマエッセンス入りラムネ入浴剤」がきっかけで、ハーブの絵を差し上げることになりました。入浴剤に添えてある説明書きやパンフレットに、絵の画像を好きにアレンジしてもらえ…

ロングドレス

玉虫色のタフタ生地でロングドレスを製作中。睡蓮を描き絵、トルソーに着せて、オーガンジーの10メートル作品とともにディスプレイするプラン。布の立体作品をイメージしています。 場の空気感、空間とは建物や箱だけではなく、人と時間、そこで培われるスピ…

日本てぬぐい

神社やお寺のお清めの水場で、手ぬぐいを半分くらいに切ったような布が竹ひごとタコ糸をつかって下げてあるのを見かけたことありませんか?招布と書いて「まねぎ」と読み、信仰から出たものですが、仕合わせ=幸せを呼ぶ布だそうです。招き猫に「千客万来」…

掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)