玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

描き初め

2,3日前からスケッチ散歩などウオーミングアップ、そして今年の描き初めは、鉄砲百合。
聖母マリア様のシンボルです。が、清楚なイメージの百合とはイメージほど遠く、私が描くとやっぱり野生の鉄砲百合、しかも群生になってしまいます。一本の軸から5,6本文字通り鉄砲のようにぽ〜んとツボミが飛び出ている元気な百合。朝露キラキラ。
お花屋さんのカサブランカなどは、受粉による花の痛みを止めたり、花びらが汚れるのを嫌って、オシベの花粉を切ってしまいますが、あれはいつ見ても可哀想だなと思います。やっぱり植物は大地に生えてる姿が一番美しい!自分のDNAを残すために健気に生きている自然の姿が一番好きです。
もともと描き絵は白地に墨と色で描きますが、ちょっと今年は違う表現にも挑戦したいので、白い花びらを生かすために、あとから地色をローズピンクに染めたいと思っています。
生地はちょっと厚めのオックスフォードで、縫製は、賛美歌カバー仕立てにしました。
生命力あふれるいい感じに仕上がったら、画像アップしますね。

掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)