玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

2013-01-01から1年間の記事一覧

もうすぐお正月

[京都のお正月といえば、すぐき。 加茂で暮らしているか、よほどの野菜マニアでなければ、お漬物の姿しかお目にかかることはないですが、氷つくような畑で生き生きと育っている生のすぐきは、お漬物の三倍くらいの大きさで、葉っぱもすごく立派です。 やせた…

メリークリスマス

大昔のガッシュ画カードがでてきました。サインから察するところ、たぶん15年以上前だと思います。おかげさまで22日で手術して丸5年。そして、ふと気づけば「自分探しへの旅立ち」大学へ願書を書いて10年になります。 5回目の個展は、改めて作家として生きて…

女川からのお礼状

副鼻腔炎も快方に向かい、年内納品予定のオーダー制作を愉しんでいます。 やっぱり筆を持つのが一番の休養みたいです。そんな中、女川町教育委員会管轄の「すばらしいおながわを創る協議会」から、お礼状と嬉しい写真が送ってきました。 写真の中で自治会長…

橋本病

先天性甲状腺機能低下症、橋本病。 私は自分の生まれ持った病を知らずに暮らしてきました。こどもの頃から食が細く、ガリガリでカラダが弱くて足が冷たく、疲れやすくて、ちょっとしたことですぐに高熱を出しました。学校では元気一杯、いつも頑張る優等生で…

個展会場風景

搬出から半月、ようやくお礼状書きも終わり、荷物も片付いてきました。整理と共に、心と体も落ち付き、会場でのエピソードが次々と思い出されます。 今回は、野菜のモチーフだけではなく花が加わったことで、テーマカラー赤の幅が広がり、絵にも空間にも、「…

女川町役場 遠藤さんからの嬉しいお便り

玉城様 今日、無事楽しく「すばらしいおながわを創る協議会の花いっぱい運動」が終了しました。写真を送信します。 皆さんとても喜んでいました、小乗地区の仮設住宅で活動をしましたが、そこの自治会長さんが、とても興味深く玉城さんの作品を見ており、ご…

「花いっぱい運動」へ¥51,800

個展会場に入ると、すぐに目に飛び込んでくる「花は咲く」作品とチャリティコーナーの画像です。 30センチ画の布に、京都の街角でみられる人気の花を青空を見上げる構図で描き、パネル張りして、市松模様に組上げました。 「タイルみたい」 「一松模様が新鮮…

無事に閉幕

お天気にも恵まれ、200名余りのお客様を迎えることができました。ありがとうございました! 大学の卒業展以来、ずっと追いかけてくださっているリピーターのお客様方から「今回が一番いいわ」というありがたいお言葉を頂戴し、とても充実した展覧会になりま…

初日開催

[おかげさまでお天気にも恵まれ初日開催しました。 皆様お誘い合わせて 是非ゆっくりと和みに来てくださいね。 じっくりと作品を鑑賞したい方 世界でひとつだけ、お気に入りの一品を買って帰りたい方 TAMAKIワールドでお茶してほっこりしたい方 皆さま…

朝日新聞掲載

明日、搬入展示

いよいよこの日がやってきました。猛暑、台風と自然の怒りもちょっと静まって、秋らしい彩り、お出かけ気分もアップしますね。ほっと一息です。 ギャラリー全体を「玉城和美の描き絵空間」ととらえて開く展覧会も、今回で五回目。18の原点に戻って京都造形芸…

女川「はないっぱい運動」

女川町役場生涯学習課の遠藤さんと相談しながら二人三脚ですすめている、今回の個展での支援活動ですが、新たな展開です。個展最終日が4日、その週末9日が次回の「はないっぱい運動」活動日なので、何とか頑張って売り上げ収益計算をし、支援金と作品を何点…

朝日新聞取材

昨年の個展のときに、「命、描き続ける」という記事を書いてくださった朝日新聞社の記者さんが、アトリエに取材に来てくださいました。東北支援作品「花は咲く」をバックに何枚も撮影してくださいました。「会期直前に掲載できるよう頑張ります。」とのこと…

二週間前

個展準備も、ようやく仕上げ段階に入りました。筆はひとまず置いて、絵の著作権を守るための作品撮影をしたり、細かい展示レイアウトに沿って、搬入に備えてパッキングしています。地道で、途方もなく時間のかかる裏方仕事ですが、全て自分でコツコツとやり…

応援メッセージご紹介

お知り合いに繋いでくださるという日頃のお言葉に甘えて、DM葉書を10〜30枚単位で、少し早めにお届けさせていただいたところ、いろんな方から応援メッセージやお礼状が届きました。嬉しくて本当に元気が出ます。 「造形大の前で年配の女性が、タマキの帆布地…

美術館えき『棟方志功展』

京都駅JR伊勢丹の中にあるこじんまりとした美術館。外出のついでに立ち寄れるので、時々出かけます。今回の『棟方志功展』は、初公開の肉筆襖絵がメインで、どうしても観に行きたくて、準備の合間を縫って出かけました。あまり点数は多くありませんでしたが…

あと一ヶ月!

個展準備もラストスパートに入り、販売する小作品を作っています。定番のTシャツとストール。 今回のニューフェースは豆皿。手のひらに乗るような京焼きの小さなお皿に、色とりどりの葡萄や薔薇。おちょぼ、木の実、サプリメント、ピアスやお香など、何を載…

今年も新作ストールできてきました!

「玉城和美の描き絵空間」の作品は、見るだけではなく、実際に暮らしの中でつかって楽しめる作品、用の美を意識しているところが大きな特徴です。絵の歴史は素朴で古く、太古の洞窟にある壁画をはじめ、砂地に指で自由に描くがごとく、人は気持ちを表す手段…

「はないっぱい運動」

個展収益の一部を、直接目に見えるカタチで、ご縁のある女川仮設住へダイレクトに届けたいと準備を進めていますが、女川町役場生涯学習課の遠藤さんと相談の結果、送り先は「すばらしいおながわをつくる協議会」が今年から始められた「はないっぱい運動」に…

女川からの手紙

昨年、アートサポートプロジェクトで送った「赤蕪」作品の嫁入り先、鈴木さんご一家から久しぶりにお手紙がきました。個展DMを同封してお便りしたところ、「花は咲く」の絵を気に入ってくださって、葉書を拡大コピーして、赤カブの隣に飾るつもりだ、仮設…

仮設住宅 ゆりこさんとコラボレーション

女川町役場の生涯学習課を通してすすめている「玉城和美の花は咲くプロジェクト」の途中経過、ご報告です。仮設住宅で手芸好きな方々が、集まって小物を作っておられることを知り、コラボレーションを思いつきました。宮城の県花「萩」をイメージした描き絵…

「花は咲く」

個展のメインテーマでもある「花は咲く」は、小さな18枚の組作品。会場では、30センチ画のパネル35枚を、隙間なくぴしっと美しく市松模様に組んで、壁面を構成したいと模索中です。ひとつづつ花を描いて構成する市松模様は、描き絵の原点でもある琳派の絵師…

DMその2

7/16に書いていたもう一枚のDM。母校の入学課が作ってくれました。裏に大学の宣伝広告が掲載されています。絵のタイトルは「おしくら饅頭」。「夏ばてしないで頑張ってね」とサポーターの皆さんから送って下さった有機手作り野菜たちがキッチンの片隅でゴ…

東北、女川への想い

早いもので、手術してから4年半がたちました。個展デビュー直後の癌告知だったので、夢の途中で断念することを受容できずに落ち込み、橋本病も発症して、しんどい日々が続きました。 いま思えば、笑い話ですが、心と体がバラバラで意欲喪失、寝たり起きたり…

個展案内状

DMができました! 写真の組作品は、「花は咲く」 30センチ画の布パネルを、琳派の流れを汲んで、一抹模様に組みました。 会場では、描いたものと、生成りのものを組み合わせて.5メートル×2.1メートルの大画面として壁面を構成します。 青空をバックに、京…

もうひとつのDM

京都造形芸術大学の入学課で、私たち卒業生に対して、展覧会DMを無料で作成してくださるサービスがあることを教えていただき、早速お願いしました。というわけで、今回は、二種類のタイプができます。 ほかにも、7月1日のブログを読んで「イラレお手伝い…

初夏

タイトル:『文月 鉄線とふさすぐり』 サイズ:38×38 パネル張り 綿変わり織りに墨と顔料染料で描き絵 2012年作七夕のイメージで描きました。モチーフの鉄線(クレマチス)は、左京区高野の道端の空き地でこぼれ種からたくましく育ち、一輪だけ咲いていたも…

DM作成中

10月30日から11月4日まで、北山のギャラリー翔で開催する個展DM作成タイムリミットが刻々と迫ります。天候不順で看板写真の撮影もままならず、パソコン画像処理に弱いので、頭痛の種です。個展前になると、いつも、ああ、次回までに絶対にイラレがつかえる…

でんでん虫

タイトル:『水無月 紫陽花とさくらんぼ』 サイズ:38×38 パネル張り 綿ブロードに墨と顔料系染料で描き絵 2012年作こどものころから好きなでんでん虫と紫陽花の組み合わせ。

秋の個展

寒くて短い春があっという間に真夏の暑さになってしまう中、せわしない秋の話で申し訳ないのですが、10月30日から11月4日に開催する個展のお知らせです。2008年に個展デビューして、次回で5回目になります。開催地は前回と同じ、北山のギャラリー翔さん。地…

掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)