玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

女川からの手紙

昨年、アートサポートプロジェクトで送った「赤蕪」作品の嫁入り先、鈴木さんご一家から久しぶりにお手紙がきました。個展DMを同封してお便りしたところ、「花は咲く」の絵を気に入ってくださって、葉書を拡大コピーして、赤カブの隣に飾るつもりだ、仮設アトリエでの展覧会を楽しみに待ちます、と大変喜んでくださいました。おうちは津波にすっかりもっていかれてしまったけれど、娘さんの家があった高台に、二軒並べて建てることになった、年内には着工できそうだと嬉しいお手紙でした。
今回、個展収益をダイレクトに目で見える形で女川の仮設住宅に送りたい、絵も届けたいというあつかましい申し出に、快く相談に乗ってくださっている役場の遠藤さん、鈴木さん、私の生地で小物を縫製してくださったゆりこさん、三人の方に、本当にいつか現地でお会いできたら、と夢を膨らませつつ、制作に励んでいます。

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