玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

「はないっぱい運動」

個展収益の一部を、直接目に見えるカタチで、ご縁のある女川仮設住へダイレクトに届けたいと準備を進めていますが、女川町役場生涯学習課の遠藤さんと相談の結果、送り先は「すばらしいおながわをつくる協議会」が今年から始められた「はないっぱい運動」に決めました。
残念ながら、仮設住宅には、まだ花壇ひとつないそうで、スコップなど足りないものばかりだそうです。プランターに球根を植えて設置するだけという生まれたばかりの小さな手作り運動だそうですが、参加する人も生きる励みになるだろう素晴らしい試みだと感動しました。
「はないっぱい運動」なら、届けられるお金は僅かでも、土や球根となって、半年後に地元で花を咲かせ、きっと仮設住宅で暮らす人たちの目の肥やしになるでしょう。
そして、自然の力で、また新しい球根を生み出し、次の世代へ花をつなげてくれるでしょう。すぐに感謝を忘れて、不平不満を言ったり後ろ向きに考え込んだりしてしまいますが、いつも自然の営みである命に感謝して、いまの自分に無理なくできることをずっと継続していけたら、どんなに素晴らしいだろうと思います。

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