玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

今回も東北支援

東北には親戚も知人もいないので、女川が唯一の繋がりです。最初の出会いは、たった一枚の赤蕪の絵。千住博学長の呼びかけで、仮設住宅へ作品を贈ろうというアートサポートプロジェクト。私の作品の嫁入り先は、ご高齢の鈴木家。この三年、何度か季節のお便りを交換してきました。なかなか復興が進まぬ中、流された家が建っていた懐かしい場所に新居を建てて、赤蕪とともにお正月を迎えられたそうです。「玉城さんの作品は玄関に飾り、私達家族を癒してくれます。個展の成功を祈っています。」と嬉しいお年賀状を頂きました。
そして、私が大好きな遠藤さん。こんなに一生懸命に、地元のために頑張れる女性ってすごく強くて素敵です。全くの偶然で不思議なのですが、昔、鈴木さんのお宅に下宿されていたことがあるとか。
人のご縁は尊く深く、小さなことでも気持ちを込めて大切に生きていると、同じような心のテンションを持っている人たちと運命の糸で繋がっていく感じがするのです。私はなんにもいいことしてないので、ご先祖様がよっぽど功徳を積んでくださったのでしょう。このブログを読んでくださっている方々をはじめ、描き絵で繋がるご縁に、いつも守られ励まされている気がします。
「暖かくなったら是非女川へ来てください。」と遠藤さんに誘って頂いたので、集まった支援金を郵送ではなくお届けに、元気にお会いできることを夢見つつ、個展会場での楽しい「女川えくぼハウスへの支援企画」もう少し頑張ります。

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