玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

女川えくぼハウス訪問⑤

コラボチャリティ作品を共同作業してくださる小物作りメンバーは8名で前回のお手玉づくりの参加者最高齢は今年90歳を超えられています。
京都土産を思案しているうちに、その場でお手持ちのものにお好きな絵柄を描き絵してプレゼントさせてもらうことにしました。即興パフォーマンスは造形芸術大学の学園祭以来ですが、筆を持つのが好きな学生は自分でも描いて一緒に楽しんでくれました。
寄贈作品や材料道具、着替えなど大荷物ですが、自力で動けるメドがついたので大きなスーツケースを転がしていくつもりです。
行き当たりばったりは勇気がいる。準備不足だと失敗する。ストレスがかかるのが嫌だから必死で情報収集して一喜一憂、最悪を想定して準備する。初挑戦は疲れて億劫でしたが、苦手意識はトラウマだと気付かされました。
普段はゆるゆると、ピンと感じたら自分を信じて即行動・・・ご縁が助けてくださってうまく転がり面白いことが起こることも半々。いいえ、それ以上にあったはずなのです。
5年前、アトリエに引っ越してきて京都市民に戻れた三日後の夜、今日は祇園さんの宵山だと気付き、慌てて和ダンスから浴衣を引っ張り出して地下鉄に飛び乗って長刀鉾を観に行ったことを思い出しました。これを機に、「好奇心を大切に期待通りの結果でなくてもプロセスを楽しむ」を心がけようと思います。ドキドキハラハラのジェットコースターを気軽に楽しめる人生の先輩達は、いつも若々しくお元気で素敵です。
女川へ伺えること、嬉しく楽しみになってきました。

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