玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

2016-08-13から1日間の記事一覧

はじめての女川⑦

役所では相談役の元校長先生や課長さんまで同席してくださって、町の現状を伺ったり今後の支援活動についてのご相談もできた。「駅前のまちなか交流館で、何かアートサポート活動ができるかもしれない」と車で案内してくださった。復興のシンボルとして何度…

はじめての女川⑥

コバルト民宿で朝5時に朝食、その足でえくぼハウスへ向かうと、畑の紫蘇とハーブが腰の高さにまで生き生きと育ってカボチャやトマトも美味しそうになっている。このままスケッチしたい衝動に刈られるが、昨日のやり残しを完成するため、預かった鍵で開けて…

はじめての女川⑤

コバルト民宿のお客さんは、ほとんどがブルーカラーの男性。復興土木建築の現場関係者と原発技術者の方々だ。県外出稼ぎ組の社宅のようになっていたり、「高速と油代つかって仙台の自宅と往復するより、お母ちゃんには悪いけど、一泊二食付5400円のここ…

はじめての女川④

午後からは、お手持ちのハンカチやストールに即興で描き絵してプレゼントするパフォーマンス。 中には、知らずに参加してくださった方もいらして、とても残念がられたので、急遽ご着用の白っぽいTシャツやパンツを脱いで描かせてもらうことになった。絵柄は…

はじめての女川③

女川えくぼハウスは、神戸東プチソロミストから贈られたトレーラーハウスを活用した、被災女性のための居場所。手芸やお花、お茶などのお稽古などに使われ、100円でお茶とお喋りを楽しむこともできる。運営されている遠藤優美子さんは、やはり「赤カブ」…

はじめての女川②

女川駅では、約束通り「赤カブじいさん」こと鈴木さん、「マコちゃん」こと鈴木さんの奥さんの妹さんが、笑顔で待っていてくださった。目があったとき、ほっと安堵して嬉しかった。「せっかく来たのだから」と津波の爪痕を残す医療センターに案内してくださ…

はじめての女川①

4時半起床で7時間の旅。意外にあっという間だったが、大きなスーツケースに寄贈する額をくくりつけ、お土産の入った肩掛けに、手持ち品を入れたブドウのバックという大荷物での4回乗り換えは、なかなかスリリングだった。のぞみ、はやぶさ共に満席。東京…

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