玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

はじめての女川③




女川えくぼハウスは、神戸東プチソロミストから贈られたトレーラーハウスを活用した、被災女性のための居場所。手芸やお花、お茶などのお稽古などに使われ、100円でお茶とお喋りを楽しむこともできる。運営されている遠藤優美子さんは、やはり「赤カブ」がご縁で、私のチャリティ活動の窓口となって協力してくださっている方だ。メールと手紙、電話で5年のお付き合い。ようやく出会えた「初めまして」のご対面は、チームメイトに会ったような熱いものを感じた。
午前中は、11月1日開催の個展で販売するコラボチャリティ作品「箱ティッシュカバー」を共同制作させてもらった。手芸の先生から、最高齢91才のおばあちゃんまで、針に不馴れな方も含めて10人程集まってくださった。取り出し口に、東北の刺し子をイメージしたステッチと便利に使えるフック。トルコブルー、ピンク、ラベンダーなどタマキカラーで振り染めした布の美しさを生かしたシンプルデザインで、誰にでも簡単に縫えるように工夫した。
熱心に作ってくださったあとは、遠藤さんと手芸担当の阿部さん持ち寄りの、温かいお心尽くしのランチ。餅米のご飯、新鮮タコ、えくぼ畑の枝豆と青紫蘇。どれも美味しくて癒され、逆に私の方が元気を頂いた。

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