玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

医学は科学ではない?

「医学は統計学である。」と聞いたことがあります。手術も含めて治療方針については、同じ病状の条件で、同じ個体が、このときに、この治療をしたしないの実験をすることは不可能なので、あくまで統計学であって、科学ではないということなのだそうです。
このお医者様の言葉にはとても深いものを感じます。確かに、命運とはまさに人生そのもの、やり直しはきかないし、過去へは戻れない、自分ではどうすることもできません。ただ、今この瞬間に、有り余る情報から何を信じて、どう選択するかは本人次第、運や縁やいろいろな力が働いて、助かるときには助かるし、あかんときにはあかんというか、例えば、健康でボケずに長生きするには、日頃の気持ちや考え方、物事への捉え方がすごく大切なんだと思います。それが直感や悟りにもつながるのでしょうが、私という人間を生かすも殺すも言葉ひとつ。「気から病は治る」と体感したとき、すっと割り切って現実を受容することができました。
昨日、抱えていたオーダーのラスト作品を納めたので、いよいよ来春3月の第6回個展へ向けて始動します。それまでに、アウトの検査結果がでても、それは緊急ドクターストップではないので、そのときに改めて今後どうするかを自分で考えて、冷静に判断決定できたらいいなと思います。

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