玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

洋裁

母は器用な人で、洋裁が大好き、雑誌をみながら、いつも何か新しい服を作っていました。高校生まで私の着る物は、私服も制服も体操着まで、母のお手製でそれが自慢でした。中学生くらいからは、実は、ちょっとそれが嫌で、既製品に比べて野暮ったく、特に学校指定のものは、皆と同じのを着たいと思いましたが言えない子でした。今はせつなく懐かしい思い出です。
家庭科の裁縫は不得意でしたが、嫌いではありませんでした。大好きな父が、嫁入り道具にシンガーの上等のポータブルミシンを持たせてくれて、宮参りのベビードレスやサロペットを見よう見真似で作って着せましたが、あまり押し付けたくなかったので、こどもたちが3歳ごろにはミシンの活躍の場は、レッスンバックや雑巾を縫うくらいで、その後はお蔵入りでした。
描き絵とともに、35年前のミシンも現役復活、土台の縫製に活躍しています。次の個展では、以前からの夢、オリジナルのワンピースドレスに描いて展示発表したいので、春から洋裁を習い始めました。型紙を起こしたり、見返しやファスナーを付けたりと細かい作業ですが、とても楽しく針を動かしています。

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