玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

TAMAKI風に大島紬を着付けてもらって若冲さんに逢いに行く

相国寺承天閣美術館若冲と応挙」展

 無事に襖絵が一組完成したので、昨年から温めているオーダーと新しく舞い込んできたプロジェクトのためにもとりあえず一度息抜き。中休みを戴いて天神さんで2枚3千円でゲット&7千円で丸洗いしてもらった大島紬を、一乗寺の京都イブ2さんでTAMAKI 風着付けしてもらって、一緒に相国寺へ大好きな若冲さんに逢いに行きました。
 応挙さんの絵巻は怖かったけど、若冲さんの命の美しさを描いた動植綵絵五十幅の熱情はレプリカであっても充分私の心に響いてエネチャージ!嬉しかった。
 着用の描き絵作品に興味を持ってお声掛けくださった一期一会さんたちからも大きな力を戴く一日でした。「ああ、幸せ!」

 裄と袂の丈が短くて手元に合う襦袢がなかったので、白いレースタートルに裾だけ墨葡萄を描いたフレアースカートとブーツを履きました。キモノと半幅帯など軽く一袋ぶら下げ一乗寺の京都イブ2さんへ行き、初大島と作品が映えるよう私らしく着付けてもらいました。

 墨葡萄を描いたカシミアショールと描き絵の日傘、半幅帯に合わせて葡萄尽くしコーディネイト。

 この半巾帯は2005年?リコウ先生と行った北京の人呼んで泥棒市で購入した反物を自分で縫って延々4メートル表裏全通で葡萄と京野菜を描き絵。アラフォーやったから出来た貴重な作品。

 幼稚園からの親友が誕生日祝いで送ってくれたビニールショルダーにアクリル描き絵したバックを斜め掛けして、憧れの帯留めは珊瑚のブローチを母の帯締めに糸で縫い付けました。
 「完璧!」と自画自賛承天閣美術館に続く石畳を気持ちよく歩きます。ほんのり紅葉しかけた木陰と大島紬&描き絵たちがええ塩梅で映えたのでしょうか?一眼レフを首からかけたおばさま方に撮影を所望されたり、帰りの地下鉄車内でキモノ好きのN.F様に背中ツンツンされ「ラフなのに素敵な着こなしに感動して勇気もらったわ~、写真とってブログに載せてあげたいくらい!」とお褒め戴きお名刺交換させて戴きました。来春の個展に来てくださるそうで、私こそ励みになります(>_<)ありがとうこざいます!

 猛暑お盆に開催された洛北高校同窓会をきっかけにベリーショートに切ってから、不思議と良いお出逢いや新しい仕事のお話が増えた気がします。身も心も断捨離出来て隙間が生まれたのかもしれませんね。同じ手仕事の同志や「©玉城和美の描き絵空間」応援団さんに助けられながら、自分が心から楽しめる選択を継続中。絶好調で年を越しますよ~(^_-)-☆

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