玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

来春の個展に向けて始動しました!元気です。

2010年作「祇園割烹たん義襖絵 秋の風景(一部)」©玉城和美の描き絵空間

 

 今月から土日はアトリエ訪問や体験レッスン再開。平日は1日おきに体験期間中のカーブスと「祇園割烹たん義」さんへ襖を描きに通い初めて半月がたちました。個展半年前恒例のアンニュイか?酷暑疲れか?調子が良くないというか鬱の波に飲み込まれそうでとても怖かったのですが、親戚のような温かい現場での制作と熱心に黙々と筋トレされている新しい場へ通って刺激を受けたのか、やる気スイッチが入ってきました。

 一人きりで密室で仕事する過酷さと、「同志と共に何かに没頭するってなんて素晴らしいのだろう、私に欠けていたのはこれだったのかも?」と改めて気づきました。

 嬉しいことに早くも足の筋肉が活性化しているのかな?地下鉄最寄り駅までタッタカスタスタ20分かからず♡五年前の速さで膝や股関節の痛みもなく到着。しかも、道中で久々に自然の命たちとお喋りもできました。
「お歯黒トンボさん😆こんにちは」
「コンクリートの割れ目から咲いてる根性彼岸花さん、すごいな~!」
「おおっ、街路樹の銀杏さん、木肌からワサワサと新若芽つけて逞しいねえ、流石、太古から変わらんDMAやわ。」等々、幾つも初秋の美をみつけることができ「今すぐスケッチブックあけた~い❗」と思えて…近所で見飽きた風景なのに新鮮な気持ちで感動している自分に気づけて凄く嬉しかった。

2010年第3回玉城和美の描き絵空間展DMより
 営業中のたん義さんで『京の食文化「割烹」と日本の古文化「かきえ」の出逢い~襖絵お披露目~玉城和美の描き絵空間展』と称して開催させて戴いたのは2010年の秋で、通算3回目の個展。2008年に甲状腺癌&術後鬱で中断してしまった作家活動を再開できたきっかけでもありました。以来、京都医療センターからの帰り道、乗り換え駅の「三条京阪」から近いので、健診結果で一喜一憂泣き笑いできる私の隠れ家となったり、大切なお客様をお連れして旬の美味しいもん戴いたり…都女将さんとよっちゃん大将とは家族のようなお付き合いを続けさせてもろてます。
 
「桜と蕪の菜花とアゲハ蝶」春の場面を
裏面の「祇園舞妓花簪」の丸紋モチーフに合わせて描き絵(制作途中)
祇園舞妓花簪」より 弥生と卯月 2010年作©玉城和美の描き絵空間

 

 前回に描き切れなかった春の場面と4枚組の表裏計12面を13年ぶりに新たに描いて来年葵祭が終わる頃に2週間、第12回個展としてお披露目致します。恐らく年末鬱と個展半年前恒例のプレッシャーからアトリエ籠り&ご機嫌ピリピリでSNSはご無沙汰するかも?ですが、こうしてブログはマイペースで時々でもあげてラインとFBでシェア発信していけたら良いなと思っています。寒い冬を無事に越して7か月間完走できますように応援宜しくお願い致します。
掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)