素晴らしい青空。標高が高いので期待通り涼しくてカラッと。お目当ての「ベルサイユの薔薇」に囲まれて強羅公園ローズガーデンの東屋で(^^)お昼休憩。パンをぶらさげた町田からお越しのご夫妻が「ここ、宜しいですか?」「勿論です。」どうぞどうぞと仲良く相席。「素敵なお洋服ですね~」自然と描き絵談議に。至福のランチ。
スケッチも美術館と同様に集中時間が半端ないのでお弁当が多い私。RoheN Resort & Lounge HAKONEでお湯を入れてきた350㎖保温水筒に粉末スープを。朝食でカロリー過摂取、京都から持参した大好物だけで充分です。
お話も弾んで恒例のお名刺お渡し。「京都に行く機会あれば寄らせて頂きますね。」「はい、ありがとうございます!」とお別れ。
「最後にもう一度撮影してこよう♪」と立ち上がったその時「あ~、やっぱりここだけ咲いてない~。やっぱ日当たり悪いんかな~」とチャキチャキ女性の声に思わず振り向くと、なんと大勢の地下足袋姿のベテラン植木屋さん従えて…「かっこいい~!」惚れ惚れ。思わず「もしかして薔薇専門のガーデナーさんですよね?私は京都から美しい真紅の薔薇を探しに来た絵描きです。どの子がおすすめでしょう?」とご挨拶。「そうなんっすね~?もしかしてこのワンピースも?うわっ凄!」作品を着ているとこういう時に素晴らしいご縁が生まれます。速攻で意気投合できて(^^)話がトントン拍子。描き絵は、今も江戸時代も琳派の文化でとても心地良いコミュニケーションツールなんです。額に入れて澄まして眺める絵も良いけれど、私は「自分の作品を着て街歩きできる絵描き」で本当に良かった。人生が百倍楽しい。
「初歩的な質問ですが、薔薇の開花時期って春秋どちらが多いのでしょう?」「実は手入れ次第で薔薇は年に4回咲きます。一番美しいこの子たち、春の一番咲きがしおれたら花の下でカットしてあげると二番花が開花。夏前に超短く剪定すると秋に三番花が咲いて、晩秋に四番花。流石にだいぶ小さくなりますが。」知らなかった~!専門職の方と現場でこんな深イイお話できるなんて感動です。世界中で愛される薔薇、やっぱり奥深い子なんですね。
そして何よりも驚いたのは「一昨日咲いたとこで、本来なら十分美しいのですが、昨夜の物凄い雨降りの影響でイマイチ満開の美しい子がいなくて申し訳ないです。」と。「ええ~っ!私とおんなじ?植物さんに『この子』ってつけはる!嬉しい~」(^^)(^^)(^^)意気投合した勢いで「すみません、物凄く厚かましいお願いなんですけど、次に美しい子が開花したら写メ撮って送信してもらうなんてこと可能でしょうか?」とダメもとでおねだり。「いいですよ!ライン交換しましょか?」ウルウルするほど感激しました。薔薇専門のガーデナーHiromiさんの一押し「ベルサイユの薔薇」きっと素晴らしい子を送ってくださるに違いない、これで一安心(>_<)るんるんで強羅公園を後にしてケーブルで早雲山へ戻りました。
早雲山からロープウエイで振り返ると美しい相模湾が!やっぱり初日の薄暗い景色とは雲泥の差です。しばらく眺めて前を向くと「あっ!!!!!」
なんとお隠れだった富士山が~(>_<)まさか再会できるとは(´;ω;`)
大涌谷で降りようか迷った瞬間...
富士山から「予定通り絶景日帰り温泉にお行きなさい。運が良ければまたそこで会えますよ。」と語りかけられた気がしてそのまま姥子駅へ。
予言通り、ホテルグリーンプラザ箱根」露天風呂から素晴らしいお姿、本日三回目のデートです。さあ、ここからは恒例(>_<)「どうやって暗くなるまでにお宿まで帰る?」騒動。もうとっくに海賊船最終号は出航、ロープウエイも終電が行きました。さあ、和美ちゃんどうする?
自称ホテルの達人はこうしました。親切なフロントでご相談、近くのバス停まで送って戴いて路線バスに飛び乗り。
そのおかげで、車窓風景とガイドブックから長距離深夜バス「金太郎号」お名前の由来も判明。見渡す限りの大平原ここ仙石原で、鉞担いでクマに載ってた金太郎さんが生まれ育ったとのこと!「成程~さもありなん!」
そうこうしているうちに登山バスはホテル近くのバス停に到着。物凄いカーブと坂道です。「七曲り峠とか?ほんまに箱根駅伝は過酷なレース」としみじみ感じつつ猛スピードの車に轢かれそうになりながらヨタヨタ下山。
ここまで来れば一安心!「只今~」
何か国語も話せてどこへ行くのもヒッチハイクというフォトグラファーのシスコ君は、私のカタコト英語を誉めてくれて皆との通訳もしてくれました💛ありがとう、おかげで楽しかった。次回、日本に来るときは連絡して!
京都祇園たん義さんランチで再会したエバさんと。
早くも明日はチェックアウト( ;∀;)ああ、御名残惜しい・・・