玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

上絵付け電気窯

長年欲しかった家庭用の陶芸窯ついに注文しました!クーラー回線用の100V単独コンセントで使用可能、電子レンジ感覚でマイコンスイッチひとつで内部の電気コイルが900度まで上がります。断熱材で囲まれてるとはいえ、外部は5〜60度まで上昇するので、設置場所には空間と換気が必要です。「使いこなせるかな・・・」初めて車を買ったときのような、ちょっと気が引き締まる思いです。庫内はセラミックで保温性が良く、通電は5〜6時間ですが、常温に戻るまで一晩はかかります。でも、これでもう貸し釜をお願いしなくても、自由気ままにアトリエで磁器や陶器、ガラスに絵付けできます。
器の絵付けは二種類あって、ぴかっと光っている上薬の上に描く絵を上絵付けといいます。よく行楽地で体験する楽焼は素焼きに絵付けして、その上から上薬をかけるので下絵付けといいます。私は、土をこねて器は作れないので、素材は、デザインして作家さんにお願いするか、清水焼の工房で小ロットで型を使って作ってもらうか、雑貨屋さんや陶器市などで、無地の器を探して上絵付けします。
布と異なり、描いた絵は、焼かない限りは触るととれてしまうので、描いてからは運べません。今までは窯を貸してくださる工房にお邪魔して描かせてもらっていました。気も使うし、引っ越して遠くなって行きにくくなったこともあり、思い切りました。かなり高価なのですが、モノを作る人間の性でしょうか、道具と良い材料にはお金をかけてしまいます。
個展での器をお楽しみに!また、一点もののマグカップや絵皿などのオーダー制作も致しますので、よろしくお願いします。

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