玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

つるし柿

昨日、琵琶湖畔、新旭の風車村へドライブに行きました。残念ながら紅葉は全くでしたが、久しぶりの琵琶湖の景色は懐かしくて、良い気分転換になりました。定番の大好きな道の駅ショッピングで、渋柿が売っていたので、お店のおじさんに作り方を教えてもらって12個購入。今日、アトリエ訪問してくださった、生家のある下鴨のE子お姉様に手伝って頂いて、ワイワイ楽しみながら皮をむき、ヘタの軸を麻紐で結び、ベランダに吊るしました。むいている手がベタベタしてなんだか違和感というか、痒くなるほどの渋と、ヘタが紅葉していることに気づいてびっくりしました。E子さんの広いお庭には、昔渋柿の木があって、完熟するまでほっておいたら甘くなって食べられたそうです。二人にとっては初体験。幾つになっても、こういうことにワクワクできる女性は美しく、老けない気がします。
お日様を二ヶ月浴びたら渋が抜けて、あんなに甘い干し柿になるなんて、発見した先人は本当に偉い!また、風情のある景色がアトリエにひとつ増えて、まさしく「暮らしのエッセンス」。どうぞカラスや雀に取られませんように・・・お正月が楽しみ。

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