玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

ババア鍋

ちょっと失礼な名前の魚ババア。北海道のゲンゲの一種だそうで今が旬。これがコラーゲンたっぷりで煮込めば煮込むほどトロトロで美味しいんです。切り身の見た感じはタラやクエに似ているかな?パサパサではなくしっとりでコクがある。姿は黒っぽくて、あんこうっぽい?アクもクセもなくて、骨も気にならず、柔らかいのに食べ応えもあり、縁側やヒレもプルプル!寒い深海の中で必死で運動してるんやな〜、カラダに一杯コラーゲン巻いて・・・自然は賢い。今まで食べた深海魚の中では、私はこれが一番好きかも。ババア鍋には白菜、小松菜、しいたけ、しめじ、とうふ、糸こんにゃく。そして欠かせないのが大根の薄切り。シメはうどんでも卵雑炊でも良し。。。
平安女学院保育科時代の親友Yちゃんがスイートピーのブックカバーを注文、アトリエまで取りに来てくれたので、「アラフィフ突入万歳、愚痴こぼし大会」ということで、美肌効果を期待してコラーゲン鍋をゆっくりと味わいました。美味しいババアを頂きながら、いけてるバーバ、美しいバーバ目指して、ぼけることなく、疎まれることなく、いかにしてピンシャンコロリを目指すか、いやいや、まだまだこれから・・・な〜んて正午開催にもかかわらず、デザートがすむ頃には真っ暗、宴は超盛り上がりました。
自分の仕事と健康、親の介護、こどもの独立や結婚、孫の世話まで、同級生は皆それぞれ生きる道も悩みも違えども、まるで、人生という名の洗濯機の中に放り込まれた状態。自分ではどうすることもできない歯がゆさも感じつつ、「まっ、いいか。ええかげんにしとこ。なるようになるさ!」という大らかさが心身のバランスをとる秘訣のようです。ご馳走様、あ〜幸せ。。

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