玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

第8回玉城和美の描き絵空間展 DM葉書

生まれ育った下鴨、北山通りに面したガラス張りのギャラリー翔さんで、植物園や鴨川半木の道の桜が満開の頃、デビュー丸10年8回目の個展を開催します。葉書の写真は二枚組メインの右作品部分で、100号(襖大)パネル張り、もちろん布に描いています。
タイトルは「春分清明」桜から藤つるが1本、やつでの新芽に向かって伸びています。右下は、女川町との思い出がある蕗の薹の花。蝶が蜜を吸っている菜花の根元には、トレードマークのかぶら。
時は右から左へ絵巻物のように進み、絵続きで「穀雨立夏」が並びます。京の里山で二ヶ月くらい何回もあちこちで春の旬を空間採集し、美を繋ぎ合わせて描きました。会場で観て頂ける左作品には、桜と藤の輪廻転生と恋するアトリやカタツムリ。この二点は、昨年夏、京都造形芸術大学の公募展で入選した大好きな作品。

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