玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

結婚記念日に

1週間後の結婚5周年記念日の夜に仕事が入ってディナーに連れて行けなくなってしまったNさんから奥様へのプレゼント。「ガッカリしている妻に、スペシャルプレゼントをしたいので、世界でひとつだけの玉城さんのオーダーメイドがぴったりだと思うのだけれど、日にちもないし、引越し前でお忙しいし無理ですよね・・・」とおっしゃるので、「お二人のために一肌脱ぎましょう!」とTシャツを探しに行きました。
モダールというちょっと光沢のあるレーヨンとポリエステル混紡。パフスリーブ、ラウンドネックににサテンでトリミングしてあるお洒落で清楚なオフホワイトのカットソーが見つかりました。
Nさんはとても愛妻家で、お好きな色や好みもしっかりと把握されていて、ご自身の頭の中で、私の帽子の桜と奥様のお顔がしっかりと一致したようです。お伺いしていて、ご希望のイメージがすぐにつかめたので、短い時間で夢を叶えて差し上げることができて、私もとてもハッピーな気持ち!まさに空間演出デザイン!
サプライズプレゼントなのでアップできませんが、帽子からご想像下さい。胸元に、ピンクとお好きなイエローで同じような桜を、裾には、アロママッサージをお仕事にされているということなので大胆にラベンダーを描き、襟足にはお二人のお名前とアニバーサリーを小さく入れました。
こういうお仕事ができたとき、ああ、描き絵作家で良かったな、と心から思います。
明日は仕事場の道具をパッキングします。

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