玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

3年目のいちご

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2008年クリスマスに手術して病院で年越し、2009年夏に原発甲状腺ホルモン機能低下症とわかって、ホルモン剤チラージンの適量が定まる2010年春まで寝たりおきたりの生活が続く中、気分の良い日には庭にでて、土に触れ、畑遊びすることは、私の生命力を呼び覚ましてくれる貴重な体験でした。そんな中、蛸壺のようなストロベリーポットの可愛らしさに魅了されて、イチゴの苗を植えたのですが、3回目の6月、ついに赤いイチゴが20個収穫できました。
イチゴが宿根草だということも初めて知りました。ポットからツルが伸びて、庭に根付いて花が咲き、またツルが延びて花が咲き、まるで陣地拡張のように侵食していきました。親株から数えて3代目の孫株になって初めて実を結ぶのだと本にありましたが、ようやく納得!!庭に根付いていったので、栄養不足なのか、三つ葉の大きな葉っぱが増えるばかり。先月、白い花がポツポツ咲いていましたが、しばらく忙しくてほっておいたら、赤くなっていたのでびっくり!おもわず収穫してから、しまった、撮影忘れてた・・・
ほとんどが地面に接触したり虫に食べられたり、葉っぱのかげで白いまま腐っていたり、まともに口に入ったのは2個だけ。あとは、ジャムもどきのシロップ煮にしました。爽やかな酸味と文句なしの香り!ちょっとはまってしまう楽しみ見つけました。子どもの頃に読んだ「赤毛のアン」や、「ピーターラビット」の世界では、野生のベリーを摘んで口を紫に染めたり、ジャムを作ったりと出てきて憧れがあり、ヨーロッパに旅行すると必ず市に行き、実がゴロンゴロンと入った手作りジャムを買い求めていましたが、それに近い素朴な味です。紅茶に入れてもいいかな〜。そろそろパンも焼けた頃。かなり遅めのお茶にします。

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