玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

ワイルドストロベリー

ストロベリーポットというタコ壷のような素焼きの植木鉢をご存知でしょうか?上だけではなく、植木鉢の胴体部分にも数箇所の口があります。そのカタチの愛らしさに惚れて買い求めて5年?同時に購入した苺の苗は、1株から、孫、子とどんどん伸びて、胴体の口に根付き、そこからさらに地面へ。前の家の庭に落ち着き、ポットの親株は枯れて空っぽで、一緒に引っ越してきました。
暑い暑い今年の夏、山の野苺のようなワイルドストロベリーというバーブの苗を見つけて植えたところ、アトリエのベランダの日当たりがとても気に入ったようです。スクスクと育ち、直径1センチくらいの白い可憐な花が沢山咲き、次々と金平糖みたいな野苺が色づいてきました。
今日は、「玉城和美の描き絵教室」基礎クラスのレッスン日。名誉ある本日のモチーフに選ばれて、ポットごと机の上へ。何枚かスケッチして、そこから図案をデザイン、画仙紙のポストカードにトレースして、墨と顔彩で描いてもらいました。アクリルのフレームに入れて立てれば立派な作品です。
「毎回、何か作品ができるのがとても嬉しい。」と生徒さんは大喜び。「良かったね。」とワイルドベリーにお礼を言いました。

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