玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

「2011千寿万歳」全国公募展 入選

昨年に引き続き、卒業生対象の全国公募展に入選しました。
京都造形芸術大学のギャルリオーブにて、8月17日(水)〜27日(土)11:00〜18:30の日程で、入選作品の展示があります。
今年の展覧会テーマは「朱夏の肖像」。昨年はインスタレーション部門で出展しましたが、今年は新設されたタペストリー部門に挑戦。柔らかい生成り色、幅1メートルの本麻の生地で襖大のタペストリーに縫製してから描き絵しました。
作品タイトルは、「朱夏の庭畑」。夏の庭畑で感じた、熱く静かに燃えるような朱い空気感と土と水の臭い、風、ふっと止まる様な一瞬の美しさを切り取って、公募のために新たに描きおろしました。
コンパニオンプランツといって、野菜の近くに植えてあげるだけで、根っこの共存作用で、薬をかけなくても野菜が美味しく元気に育つ相性の良い仲良し植物があります。今回は、プチトマトと茄子を主役に、バジル、マリーゴールド、チャイブ(わけぎ)を添えました。実際にその庭畑に毎日のように訪れてくれる蝶や蜂、住みついている小さな青蛙、トマトの葉っぱを食べつくす青虫や、赤ちゃんモグラの尻尾も描き、優しく楽しい大好きな作品になりました。
お盆明けに、ぜひ大学へお出かけ下さい。
受付当番など、詳細はまたブログでお知らせします。

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