玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

原点と直感

昨年末、東京在住の同級生と何十年ぶりかで再会、不思議な偶然が幾つも重なって、この一ヶ月に二回もアトリエで会える機会を持ちました。私的には、そろそろ個展の準備に入りたいのに、今後の展開について迷いがあって、三日ほど考え込んでいたところなので、ちょうど良い気分転換になる予感、大歓迎で楽しく手料理ランチしました。
彼女との楽しい会話の中で、「巣鴨」というキーワードから、急に、大学時代の課題『器の中の世界』で、大塚から巣鴨駒込界隈へ、二泊三日でフィールドワークに出かけたことを思い出しました。本棚から探し出し、写真とともに、現場で感じたことを情報誌仕様で一冊にまとめた分厚いレポートを見せながら、私の中で、2004年の熱い夏に負けないくらいの熱い思いでわきあがったモノづくりへの情熱が、ふつふつと蘇ってきました。内容は、青くて恥ずかしいものですが、そこには、私の原点と進むべき道標がしっかりと自分の言葉で語られていました。
「物事には、偶然ということはなくて、どんなことも必然で意味がある。」と彼女は言いました。私も、日頃から直感を大切に、人生の意味を感じて生きていくことを心がけていますが、今日は本当に不思議な体験をしました。

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