窓ガラスも床もピカピカ、だいやさんへ今夕届ける暖簾も梱包し終わりました。二日がかりのお煮しめも、あとはお重に詰めるだけ。本日の「暮らしのエッセンス」は、頑張った自分に優しく、自分でこまめにご褒美をあげることです。たとえば、ミルクティと好きなCD。
思えば、終わり良ければ全て良しの一年。私にとっての幸せは、自分をストレートに出しても許される環境。人に喜んでもらえる仕事で食べていけること。そして、自由にのびのびと描いて発表できる場があること。他にも手段はあったのだろうけれど、選んだ道は「独立」。
何もかも初めての経験で、後ろ盾も成功する保障もなく、やっていけるのか、怖くて何度も折れそうになりました。そんなとき勇気をくれたのは、アトリエ空間。所狭しとディスプレイされた自分の作品を、「こんな元気な絵、本当に私が描いたのかなあ?」と、不思議な気分で眺めていると、何かしらの答えをくれました。更年期もあって、すぐに疲れて根気が続かない。キャパを超えると、悲しくなる・・・フリーズすると、女友達に電話しました。彼女らは自分も大変なのに、ただ黙って私の話を聞いて共感し、「皆が通る道、ゆっくりでいいんだよ。」と、つい頑張りすぎてしまう私に、しんどいときは無理しない、思い切り泣いて休むこと、そして、落ち着いたら笑うことを勧めてくれました。
前向きに歩き続けられる私の原動力は、玉城和美という人間と、描き絵空間という芸術活動をありのまま認めて応援、作品を買ってくださる方々とのご縁です。そんなサポーターの皆さんに、穏やかな気持ちで、「本当に一年間ありがとうございます!新年も、描き絵と共に、元気で笑って楽しく暮らしていきましょう!」と大晦日にメッセージを送れること、こんな幸せはありません。