玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

揺れる心

美しいと感動する植物を我流で布に描いて、できたらすぐに身にまとって外に出てみる。作品がきっかけで弾む会話と新しい出会い。とても嬉しかった。描くことでしか、自分の存在価値や生きている実感を感じることができなかった。私が勝手に作り上げた孤独の壺の中でもがき苦しんでいた10年前。
18歳の原点に戻って、社会人として一歩を踏み出す気持ちで、アラフォーで入学した造形大。空間演出デザインコースで、自分探しの旅に終着点をみつけ、モノづくりの心を学び、自己実現アピールのためではなく、世の中に広く美を発信していく作家として個展デビューして5年。
身内も親友も皆が応援してくれて、私はここまで歩いてこれました。描き絵を通して心が通じ合う人達とは、まるでこどものように無邪気になんでも話して守られてきました。感謝の気持ちで一杯です。一人暮らしを始めて3年がたち、妙に大人になってしまい、もうこれ以上は心配かけたらアカンと思って、ちょっとええカッコしてしまったようです。おしゃべりなこの私が、確定するまで黙っておこうと、あの手この手で気分を変えて耐えてたら、具合悪くなっちゃった!
かえって、たくさんの心美しい人たちに本当に心配をかけてしまいました。ごめんなさい。これからは、しんどいときはしんどい、ちょっと休憩!と正直に自然体でいきます。

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