玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

⑭ 女描き絵師箱根独り旅 帰宅後一か月の余韻


 旅のきっかけは家庭画報でみつけた「岡田美術館」の特別展で若冲さんと一村さんに逢いたい一心でしたが、箱根まで描き絵衣装を身に纏って単身、深夜バス「金太郎号」で出かけた旅は有難いご縁を沢山生んで絵描きとしての私に大きな心の糧を与えてくれました。「宿場町の小田原や箱根を選んで集まる人たちは国籍や年齢性別、職業問わずフレンドリーで温かい」という第一印象のまま「行って来て本当に良かった!」の一言。
 個人名をあげたらきりがありませんが、一期一会も含めて触れ合いエピソードと訪れた場所を計13回のブログでアップ。最終回まで読み進めて戴きありがとうございました。この番外編を書いている訳は最終日に温泉タオルをくださった和泉の女将さんにお礼状と共に私の過去の個展案内状(表面にはそのときの個展メイン作品画像のみが掲載されているのでファンの方は絵葉書感覚で喜んでくださる)を何枚か送付したところ、こんなに「美しい寄木細工のお葉書」と「和泉入浴券」が返ってきたからなんです!

 「箱根満喫充実の敬礼笑顔」で5月26早朝に無事に帰宅して早くも1か月以上もたってしまいましたが、前回の最終話⑬で和泉さんのご紹介まで辿り着けたことと重なって感無量。

 物凄くお忙しい職業なのに、日本全国どうしてこんなに筆まめ美人女将様が多いのでしょう!こういう心づかいがさらりとできる大人の女性に憧れてしまいます。
 人生初のカプセルタイプのお部屋に泊まって暖炉のあるラウンジで身振り手振りのカタコト英語で楽しんだ国際交流、何度も憧れの富士山と静かに対峙してお姿をスケッチできた事、強羅公園ベルサイユの薔薇と出会えて来年五月に祇園割烹たん義さんで開催する第13回個展に出品するリメイクギターに描いてお披露目できることなども素晴らしいお土産エピソードですが、個展より短い僅か5日の間に遠く離れた箱根で書ききれなかった程の見ず知らずのお名前も伺わないまま沢山の方々とリアルにお知り合いになれたこと、一期一会の全てが私が着ていた描き絵作品から生まれたご縁で、その中から幾つかはきっと永く続いてゆくのだろうという予感が私にとっては何よりの応援で心の財産、まさに絵の肥やし。
 嬉しい副産物はこれ以外にもあり!独り歩きの緊張と一日二食効果?余分なお腹周りの体脂肪が3キロ減で5年前のパンツ作品がすきっと着られるように(>_<)なるべく同じリズムでアクティブに過ごしていますが、今のところお陰様で疲れで寝込むことなく公私ともに次の目標に向かって、まるで毎日が旅の続きのように充実。
 「文章が面白くて長くても読みやすい。」「画像が美しくあまり良くなかった箱根の印象が変わった。」「日替わりお衣装が素敵♡」「和美先生は一体どこに年齢忘れてこられたのでしょう?」と嬉しいご感想を戴き「一粒で二度美味しい」体験をさせて戴いてます。ここまでお付き合いくださった御礼と言っては何ですが…

 もしかしたら初公開しかもしれないスケッチブック。消しゴム厳禁、筆ペンでささっと印象を速描き。布に描く私独自の描き絵の師匠は琳派の先達ですが、あえてリアル師匠をあげるとしたら造形大でお世話になった歴史遺産コース教授の中国画(墨絵)画伯リコウ先生です。口癖は「速く速く、リズムリズム!貴女には音が聞こえてくるような絵を描いて着て欲しい」と雅号「姫素音」をくださいました。長いことお会いできていません。

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「ではでは、女描き絵師の箱根独り旅~、あ、これにて一件 落 着~!」

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