玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

定期健診

素人の乱暴な言い方ですが、癌ってお風呂のカビに似ているなって思います。最近は、強力なカビとり洗剤のおかげで、かなり広がったカビ退治も可能になりましたが、目で見て綺麗になったと思っても、一度取り付かれると、なかなかしつこく繰り返し出てくるでしょう?
体にダメージを与えないように小さく切り取り、念には念を入れて抗がん剤放射線などで根こそぎ退治する最新治療と、副作用に負けない患者の体力と根気の賜物で、直る病気だと認知されつつありますが、一概にそう簡単には言えないと、私は思います。
罹る部位や癌の種類、進行状態(ステージ)によってケースバイケース、大勢の頑張っている癌友達をみていても、それぞれ患者本人にしかわからない気苦労は一生ついて回ります。「頑張って!」とか「大丈夫?」どころか「元気?」とさえ聞けない場合も多々あるのです。
是非、時間を作って、怖がらず面倒がらず、ちょっとはりこんで専門医の健康診断を受けてください。手術後の余命や生活クオリティの運命を握るのは、やはり初手が大切。あくまで早期発見、早期治療の上での治癒率アップなのです。「自覚症状が出る前に」が最大のポイントです。

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