玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

ご報告

7月の手術が見送りになり、7月末に7回目の精密検査となりました。
エコーとCT検査で、怪しい影が見つかって丸一年、二ヶ月おきに、僅か5ミリの異型細胞めがけて、エコーを見ながら、首の表面から6センチの注射針を麻酔なしで奥深くまでぐっとつきさし、きゅ〜っと細胞をしぼりとって組織を調べる検査を続けてきました。
私の場合は、早期発見できずに初手が遅れたケースで、癌は4年も甲状腺の中で増殖、3ステージ、首のリンパにも飛んでいたので、残した左半分の甲状腺に転移再発することは覚悟してくださいと告知されていましたが、いざとなると大ショッック。食べ物に気をつかい、一大決心で生活環境も変えて、ひたすらストレスフリーで養生してきたのになあ・・・です。
結果を聞きに行くたびに、「明らかに怪しいワルモンの顔をしているんだけど、小さいせいか、どうしても細胞の摂取量が少なくて、いまいち癌だという決め手がでない。悪いけど、また来月の再検査の予約を取って帰ってね。」
先の予定が立てられない「まな板の上の鯉」辛い長丁場から逃げ出したい一心で、「先生がそんなに怪しいと思われるなら、さっさと切っちゃって下さい!」と叫んでしまって手術の予約を入れてロングバケーションにでました。そして冷静さを取り戻し、「短気は損気。」と「やっぱり決め手がでるまで粘ります。」ともう一度頑張って、検査生活と付き合っていくことに決めました。

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