玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

幸せの法則「足るを知る」

ドライアイから結膜炎になってしまい、コンタクトが使えずにとても不自由なのですが、久しぶりの眼鏡生活で、気づいたことがあります!
子どもの頃から極度の近眼で、利き目は弱視に近く、眼鏡をかけてもあまり矯正できないので、片目だけが常に眼精疲労、めまいや吐き気でよく寝込んで悩みの種でした。
ところが、左右の視力が極端に違うということは、立体物の捉え方が健常者とは違う、見え方が違うということは、感受性や捉え方が変わっていて、絵描きにはラッキーなのかもしれません。父親は色弱でしたので、娘の私には遺伝しませんが、因子は持っているわけで、そのあたりも「独特の色彩感覚」と言われる由縁かな、毎日見ているアトリエからの景色にまで過剰に感動するのも、神様から頂いた不思議な目のおかげかも。
光が当たってキラキラの桜の紅葉も、葉っぱの輪郭がはっきりと見えないので、私にとっては、色だけの世界となり、それを写しているだけなので、有難いことに、彩色で困ったことはありません。
ピカソは、「ただ見えるままに描いているだけだ。」と言ったそうですが、ひょっとして同じような理由で、本当にあんなふうに見えていたのかも・・・最近、年配のお客様から頂いた「幸せの法則、足るを知る」という本の影響もあるのですが、いろんなことを勝手に自画自賛して愉しんでいます。
結構、これ、おすすめです!

掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)