玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

女学校の友

「私たち?黒柳徹子さんと同い年。女学校の時からのお友達なの!」お茶目に笑いながら、お互いを○○ちゃんと明るく呼び合い1時間以上あれこれ試着。仲良く、全員がご自分に似合う究極の一枚を見つけ出してくださった。
個展会場で発表する衣装作品は、絵師としてオーダーメイドよりも難しい。サイズ、デザイン、描くモチーフの色調と印象等など十人十色の好みを意識した上で、観賞作品としても耐えうる親しみやすいお洋服。まさに「観て着て楽しめる描き絵」を目指す。
閉会後は「365日描き絵を着て暮らす」のパフォーマンス衣装に生まれ変わるが、なるべくなら嫁入りさせたいので顧客様をイメージしながら制作することも多い。だが、この一期一会は私の想像と期待を遥かに素晴らしく裏切り、今回のテーマ「女性は幾つになっても乙女」に相応しいエピソードとなった。
「会場に入った瞬間、あのマネキンのワンピースが着たい!と思ったのよ、でもね、奇麗に飾ってあるのに脱がして頂くのが申し訳なくて…」全9回の個展中ナンバー1の美しい御一行様でした。

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第9回玉城和美の描き絵空間展
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第9回玉城和美の描き絵空間展

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