玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

柚子の種から化粧水

この時期の楽しい手作り行事。柚子を沢山ゲットできたら、柚子化粧水、柚子果汁、柚子ジャム、柚子味噌、柚子の入浴剤を作ります。
まず、種をつかって化粧水をつくります。以上の5品制作を一連の作業とし、ほとんど廃棄せずに使い回すので、熟した自然栽培の柚子の皮をよく洗って乾かしてからスタートです。
柚子を半分に割り、フォークで種をとります。種はそのまま瓶にいれて、上から日本酒を注ぎ蓋をして完成。蒸し暑くなる梅雨時までは常温日陰で、夏以降は冷蔵庫で保管して寝かせます。人によっては焼酎をつかわれたり、何年も寝かせるそうですが、私は一年後によく振ってから、つかいやすい小瓶に移し替えて、入浴後のお肌に、カット綿に浸してから優しくなじませるという方法で、なるべく一年で使いきります。最後の方はよりとろんとろんになってきます。腐らないようなら、数年寝かせるほうが効果がでるのかもしれませんが、そうやって出来上がった化粧水は、色白によいそうです。
50個近い柚子を1時間くらいかけて作業していると、さわっている手がつるつるになってきます。冬至にお風呂にいれると風邪をひかないといいますが、乾燥肌にもよいのかもしれません。
化粧水は、少し麹の臭いがしますが、夜寝る前なのでいい感じです。使い始めて三年、肌の弱い私でも大丈夫ですが、日に当たったり他の化粧品との化学変化が予期できないので、就寝前のみつかうようにしています。

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