玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

女川「えくぼハウス」の皆さんとコラボレーション支援

住む所だけではなく、仕事や家族も失い、身も心も行き場を失った女性たちが、いま本当に嬉しいことって何だと思いますか?遠藤さんに言わせると、それは「自分もまた人の役に立てて喜んでもらえること」だそうです。被災地で支援されるまま、やることもなく生甲斐が見出せない人生では毎日が辛いのは当たり前ですが、悲しいかな当事者でなければ、なかなか気付かないことかもしれませんね。
そこで、今回も描き絵で染めた布を送付し、ハウスでの手芸講習会やボランティアスタッフの皆さんで「お手玉」などをつくって送り返して頂くことにしました。
コラボ作品は、前回同様、個展会場のチャリティコーナーで展示販売し、売上金全額をえくぼハウスの運営資金として贈ります。皆さんのささやかなお茶会に消えるかもしれませんが、自分たちが縫いあげた趣味のお手玉が、京都という素敵な場所で、しかも個展会場でお披露目されて売れたという事実が、皆すごく喜んで励みとなります、とおっしゃるので、このプランに決めました。早速、虹色に染めた布を準備しつつ、お手玉について色々調べてみると、とても面白いことがわかってきました。

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