玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

慢性甲状腺炎

一年かけて、主治医が根気よく検査を続けてくださった、私の左側の甲状腺に見つかった僅か5ミリの謎の物体。とうとうついに、昨日、結論が出ました!橋本病が原因の慢性甲状腺炎による良性腫瘍でした。ああ、七月に焦って切らずに本当に良かったです。私は一日のうちに天国と地獄を味わったようで、今日は何も手につかず、頭がフリーズ、そして夜中になってようやく喜びで興奮、眠れずにいます。
「玉城さん、癌だと思われる異形細胞がでました。但し、慢性甲状腺炎でも同じような細胞がでます。だから今から血液検査に行ってください。今日は時間あるかな?かなり待ってもらうけれど今日中に判定して、癌ならすぐに手術しないとね。」と言われたのです。不思議なくらい冷静に「はい、大丈夫です。」と検査室へ急ぎました。たぶん、やっとシロクロつくという解放感だったのでしょう。子どもの頃から細かいことには動じ、大変なときには我慢して強がる癖があります。
採血後、「年内に退院できたとしても三月の個展できるかな、自信ない。」と急に不安感に襲われ、今からどうしようと途方にくれたとき、「本日は新病棟で緩和ケアキャンペーンのイベントがあります。アロママッサージや落語、ミニコンサートなど是非ご来場ください。」とアナウンスが耳に飛び込んできました。

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