玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

チャレンジ

もうひとつのメイン作品っておかしな言い方ですが、ギャラリー翔さんには、大きな壁面が3面あります。使い方は作家それぞれですが、私はいつも、道路からガラス張りでどーんと見える奥のメイン壁にに加えて、入り口から入ったときに正面に見える壁も重視しています。どちらが主になるかはそのときのレイアウト次第です。
2008年個展デビューしてから、ずっと極め続けてきた布地そのものを生かした厚塗りしない描き絵作品を発表するとともに、もうひとつは、そのときの私が一番描きたいもの、やりたいこと、新しい素材などにもチャレンジします。いま取り組んでいるチャレンジ作品は、今回のメインと同じ帆布で、同じ顔料系染料でも、ここまで厚塗りができるということと、どんなに厚塗りしても、旬の美を見つけた喜びが伝わるクロッキーでありたいということ。
個展会場で「これが私です。」という作品を発表できることと、観てくださる方と心の会話ができることを目標に制作しています。

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