玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

旅立ち

個展を開くと、半年くらいは頂いたオーダー制作や納品に忙しくなります。それが一段落して休養をとり充電すると、次の個展準備に没頭します。今から10ヶ月、どれだけ集中できるかで、個展の気配や完成度が決まりますが、今回は自分の中で、初めてストレスフリーでうまく入れたように思います。あんなに嫌気がさして逃げていたのに、人間何が幸いするかわかりませんね。今度こそ本当に、覚悟と方針を決められたので、いつ、検査にひっかかって手術のお呼びがかかってもいいように、先に会場レイアウトを構成してメイン作品にとりかかるという、大学プロジェクト方式で始動しました。
久しぶりにガチです。卒展でつかった123センチ幅の目の荒い固い帆布2メートルの大画面に、勢いよくかつ余白を意識して、春爛漫を描いています。この生地は、私の描き絵原点でもあり、墨と色で描く野菜ととても相性が良いのです。めじろにも初挑戦!岡山で見てきた日本の春色の美が伝わるといいな。

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