玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

六甲山夜景

うだるような暑さの毎日。工事の足場ネットがようやく全面とれて、サッシの面格子も復活したので、窓を開けたら、以前のように良い風が南北に通り抜けるようになりました。それでも、描いていると顔の汗が画面に落ちてしまうくらい、今日は一段と暑い・・・
先日、涼を求めて、六甲の夜景を見に行ってきました。山科からJR六甲道まで一時間、そこからは六甲山ホテルの送迎バスが便利でとても楽です。バスを降りれば、もうそこは25度の快適空間。海が見えるジンギスカンハウスでの晩御飯の予約を入れてから、夕方まで高山植物園とオルゴール館へ。ニッコウキスゲが満開で、じっくりとスケッチ。睡蓮池の東屋でのお茶も美味しかったです。
意外にはまったのが、オルゴール館。ねじを巻き、蓋をあけると小さなバレリーナがクルクルと鏡の上を回る宝石箱しか知らなかった私は、あまりのスケールの大きさと音のボリュームに圧倒されました。手巻きオルガンから、教会のカリヨンやパイプオルガン、ダンスホールでコインを入れるデュークボックスや、メリーゴーランドまで、紋紙や銀板によって空気を送って、自動で演奏される楽器のことを、総称してオルゴールと呼ぶのだそうです。美しい木製で装飾も素晴らしく、200年以上たっても、まだ現役で奏でることがすごい。コンサートも堪能しました。
メインのディナーと夜景は、サンセットからたっぷりと3時間、私の大好きなターキスブルーからバイオレット、ほんのりピンクまで海と空の間で次々とグラデーションが移り変わり、至福の時でした。

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