玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

『女川アートサポートプロジェクト』ご報告

4月11日と22日にお伝えした「女川アートサポートプロジェクト」作品の嫁入り先S家様から、とても嬉しいお便りが届きました!
東日本大震災から14ヶ月がたち、全国の皆様から沢山の支援を受け、現在も仮設住宅で何事もなかったかのように過ごしています。私たちは、76歳を主頭に、妻68歳、義理妹63歳、義母96歳の4人で生活しています。(中略)二人の娘の棔家もともに被災、仮設暮らしですが、全員無事だったのが一番の救いでした。我が女川町も、依然として復興に進展が見られず、不安だけが先走っている状態です。まだ瓦礫の山で一杯です。
先月5月5日に女川総合体育館で、絵や陶器などが展示してあることを知り見に行きました。全部で50点ぐらいの作品が並んでありました。一番先に目に入ったのが、玉城さんの「赤カブ」の作品でした。係の人が、「目が高いですね。持っていってもいいですよ。」と言われ、すぐ茶の間に飾っています。何か絵を見ていると、毎日私たち家族の心を癒してくれています。本当にありがとうございます。私たちの宝物として大切に飾らせていただきます。これからも素晴らしい作品を描き続けてください。』
私のほうこそ、このお礼状は一生の宝物です。いろんなことがあったけれど、個展を開催できて、京都の皆さんにも見ていただいた作品を贈ることができて、本当に良かったと思います。そして、描き絵のご縁で一杯の今、独特の感性と色彩感覚を頂いて生れてきたことをとても感謝しています。

掲載画像の著作権は全て(C)玉城和美にあります。 「玉城和美の描き絵空間」は特許庁認可済(商標登録第5483574号)