玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

「2012年玉城和美の描き絵空間展」会場風景③

メイン作品の全景です。ギャラリーはガラス張りで北山通りに面しているので、通りがかりの地元の方やビジネスマン、観光客の方々もこの春色爛漫に惹かれて入って来てくださいます。床机に座ってお茶を飲み、なにやら楽しげにお話して、ここは何やサン?といぶかしそうに眺めておられるお客様には、ドアを開けて、「良かったらどうぞお入りくださいね。」と、作品を身につけたサポータースタッフの美女たちが笑顔で声をかけてくれるので、新しい出会いが広がっていきます。
メイン作品は、床机にかけた妙連蓮のクロス、二枚組みのパネル、天井から吊るしたシルクジョーゼットのストール、清水焼の器の組作品で、『桃源郷』というタイトルです。昨年夏の熱い熱い八月、ここにしかないという珍しいハスに恋焦がれて、滋賀県守山市の妙連公園へ早朝スケッチに行き、現場で思い立った作品で、DMのカバーも努めました。私にしては優しいタッチで、色味も抑えて、引き算のお勉強をした作品です。
閉幕して半月、ようやく、片付けも終わり、会場での2ショット写真入の手書き礼状も出し終え、お礼状に対してのご丁寧な感謝状やメールも一段落してきたので、そろそろ、造形大卒業生対象の全国公募展締め切りが気になるところ。発表作品でもOKなので、この作品をつかって、大学の高い天井にあわせて、少し手を加えてインスタレーション部門で出してみようと思っています。オーダーをこなしながら、どこまで新しい大作が加えられるか、またまたチャレンジです。
11日アップ作品の赤蕪、「女川アートプロジェクト」に参加、展覧会の様子も交えて、宮城県に贈らせて頂きました。皆さんにも観ていただいた作品が、仮設住宅空間で、どんな方と巡り合って暮らすことになるのかドキドキワクワクです。詳細は、また後日!

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