玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

朝日新聞京都版掲載記事


晴れがましい記事が掲載されました。京都では二番目に読まれている新聞なので、反響は大きく、この二日間で、「記事を見ました。」と50人近くの方が来てくださいました。
「しばらく個展されてないな、と思っていたら大変だったんですね。三年間、えらかったですね、感動しました。」
「写真の勢いある線を見て、これは実物を見に行かなければ、と走ってきました。」など、ご心配やら励ましを頂きました。
また、甲状腺を患っておられる方や、抗がん剤治療中の患者さんも大勢みえました。ある方はホットフラッシュで汗をかきながら、また、ご高齢で杖をつきながら、あるいは毛糸の帽子で抜けた髪を隠しながら、「免疫力がおちているのでマスクのままでごめんね。」
悪天候の中を観に来てくださった患者さんたちに喜んで頂けて嬉しかったです。
「美しくて楽しくなる色があふれていて、ずっと眺めていたいです。」
「ものすごく勢いのある力強い線で、見ているだけで元気がでてきます。」
「私も負けないで頑張ります。」
放射線治療がやっとすんだので、これからどうしようかと思っていました。」
「私もやってみたいので、描き絵を教えていただけませんか?」などお話が弾みました。
また、会場で偶然居合わせた見知らぬ者が、患者も健康者も一緒になって、作品を通して命について語り合う、そんな空間が生まれて、作品の中の野菜や虫たちも、いっそう光り輝いて見えました。
「山科の自宅兼アトリエで、またご一緒にお茶しながらお話したり、これからもお互いに頑張って、絶対に元気でまたお会いしましょうね!」と夏には、北山と山科でお教室を開催すること、秋には個展を開くことをお約束しました。
私も3年から5年7年くらいまでは再発転移の確立が高いので、無茶はできません。でも、体調管理して体に負荷が残らない暮らし方を心がけて、次に向けてまた歩き出したいと思っています。
あと二日、頑張ります!

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