玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

再び、アトリエおこもり制作期間突入!

モノを作るスタイルは作家それぞれですが、私の場合は、アートの神様が舞い降りてくるまでは、雑念が入るとテンションや集中力が保てなくて、どうもだめです。こういうときは、気分転換でさえ「独り行動」が一番効率的なので、もっぱら自然相手に会話します。で、ワガママを承知で「しばらく外部とは音信不通で〜す。」と留守電ばかりだと心配しそうな身内やサポーターに公言して、再び、アトリエに半月くらいこもって、個展作品の制作に集中することにしました。
個展は、「これが私です、どうぞ見てください」という作家にとって一番大切な場です。施主さんありきのオーダーメイドとは異なり、新しいチャレンジの場、自身で今までの活動の方向や進歩を確認する場でもあります。大学を卒業するとき、親身になってくださった恩師T先生の「君には商売人やデザイナーではなく、作家として生きていって欲しいから、数年に一度はホワイトキューブで個展をして欲しい」という言葉通り、4年ぶりの春の個展。ちょっと大げさで恥ずかしいのですが、成功不成功ではなく、持てる力をどれだけ出せるか、だと思っています。

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