玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

「朱夏の肖像」

2004年にアラフォーで入学した京都造形芸術大学
空間演出デザインコース、通称、空D(クウデ)在学中は、ノウハウではなく、モノづくりの心について叩き込まれました。
おもてなしの気持ちを大切に、あなたもハッピー、私もハッピーを目指す!
卒業して5年目。今では、私にとってのモノづくりは、ズバリお産!「集中力と根気の勝負」だと思います。
特に描き絵は、布に直接描いて染め付けるという工程上、洋画や日本画や染色のように何ヶ月、何年とは時間がかけられません。本番は一度限り、短距離走の世界ですが、筆を持つまでが長い。テーマからイメージしてモチーフを決め、現場に出かけて何枚も何日もスケッチする。土台となる素材を選び、構図を考える。そして、やっと筆を持つ。全工程は、果てしなく遠いマラソンみたいなもんですね。でも、これはどんなモノづくりでも、芸術なら多分一緒。
そんなわけで、今回は特に苦しみました。
ばんざ〜い!骨描きがデケタ。。。
ここまでくれば、あとは大好きな彩色。一気に勢いよくいきますよ〜。
今年の夏に開催される「全国公募展 千住万歳〜朱夏の肖像』締め切り発送まであと4日!なんとか間に合いそうです。
ちなみに、作品は、襖大のタペストリー、本麻生業を選びました。

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