玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

秋の展覧会でお受けしたラストオーダーは、クッションカバーです。
四月納品で良いというお言葉に甘え、モチーフが初挑戦の鳥なので、一番最後になりました。いよいよ取り掛かります。ご夫婦でバードウッチングをされています。いろいろ写真をみせていただき、美しい羽の色が気に入ってルリビタキに決定。
春夏ものなので、ゆすら梅と組み合わせてデザインしました。
下絵はできたのですが、鳥のしぐさの愛らしさがなかなかうまく描けません。
昔、中国の文人は、こぞって鳥かごで鳥を飼ったといいますが、きっとスケッチするためだったと思います。
鳥の骨格は不思議です。柔らかく首がほぼ360度回ります。目の位置も決まるポイントが難しい。
そんなわけで、なかなか布に筆が入れられません。描き絵は、描き直しできませんから・・・

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