玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

仏様のお座布団

お寺さん用の大きなお座布団ってあるでしょう?ふかふかで、嫁入り座布団よりも、さらに大きいの。
それに、ペパーミントグリーンのカバーを作ってかぶせました。
モチーフは古代蓮。普通の蓮と何が違うかというと、DNAが何千年も前から続いている品種で、琵琶湖など日本数箇所で野生で群集していることが多いようです。
見た感じでは、花芯の種ができる部分がしっかりしていて、大きく華やかです。花びらも透き通って枚数も多く、しっかりとしたボリューム感から、より生命力を感じます。
夜になるとしぼんで、翌朝またポンッとひらく・・・世界各地で復活のシンボルとして好まれ、ロータスクラブという蓮を愛してやまない団体まであるそうです。
私も蓮は大好き!いつも開花してオシベが振り振りしているところや、花びらが落ちて種になってしまった所を描くのですが、仏教界の方に、「つぼみが希望を表し、まさに開きかけ、という一瞬がよいのです。あなたの蓮は、もう願いが叶ってしまってますねぇ。」とお叱りを受けたことがあります。で、今回は両方描きました。
また、仕上がったらアップします。

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