玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

一期一会 続き

さて、昨日の露天風呂で出逢った韓国から来られた美しい女性のお話しの続きです。
彼女は舞踊家をしていたそうです。なるほど、と思いました。やっぱり身体で表現する方だったんだ・・・と。
とても充実していたのだけれど、グループを組んで活動するため、時間に追われて、全くプライベートな時間が取れない。そこで、子ども達に踊りを教える仕事に変わった。でも、やっぱりストレスを感じて悩んでいたら、「そんなに嫌なら仕事なんてやめてしまいなさい。若いうちしか好きなことはできない。人生は一度きりであなたのもの。お金がなくても、ちょっと不便なだけよ。」と、前向きで絶対に弱音を吐かないお母様に言われて、只今充電中とのこと。
でも、「こんなふうにあちこち旅をして楽しむには、やっぱりお金が必要、だから、これからは、仕事するときは仕事に集中、遊ぶときは思い切り遊ぶ。」と・・・
日本でもよくある話ですが、彼女の真剣でピュアな想いと親心にとても感じて、「人間って素晴らしいな、自分の力で、芸術で、生きていくってこういうことだよね、私もがんばらなくっちゃ、年齢は関係ないよね!」と元気を頂きました。
「いつか京都で暮らしてみたい。」といわれるので、名刺を渡して別れてから、「いつか、シルクに蓮や鳥を描き絵したコスチュームを彼女が身にまとって、京都で思い切り自由に舞う姿をクロッキーしてみたい、さぞかし美しいことだろう。」とそんな夢を巡らせました。

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