玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

襖絵

秋の展覧会会場のたん義さんへ、額装や白磁を合わせに行きました。
骨董やさんが立ち並ぶ美術の街、落ち着いた新門前通りにあります。
先月は祇園祭の賑わいの中、連日、朝から晩まで襖絵制作で通いましたが、大学の展覧会で忙しかったので、襖絵とは久しぶりのご対面です。
6組表裏12枚の襖絵は、先に鷲子を張ってもらって、営業の邪魔にならないように予約の合間を縫って通い、まるで壁画のように現場で描いていきました。
おだしのいい香りや風情のある包丁の音、祇園の活気を感じながら、絵だけに没頭、大画面に伸び伸びと一気に描くことができて、作家として至福のときでした。とても集中して良い仕事が出来たと思います。
仮置きした額装や白磁も、襖絵とよく合ってほっとしました。

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