玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

夏休み

今年の京都は雨が少なく「涼しい梅雨やな〜助かるわぁ」とほっこりしてたら、やっぱり祇園祭巡行が近づくにつれて蒸してきました。それでもまだ蝉の声は聞こえません。心配せんでももう2,3日もしたら、ある日突然「こんだけぎょうさん土の中で何年も頑張っててくれたんや」と感心するくらいに木を埋め尽くし、朝早くからわんわんと大合唱を始めてくれることでしょう。そうなると夏本番。私の夏休みがやってきます。
クーラーが苦手な私は、窓を締め切り外気をシャットアウトして扇風機を壁に当て、部屋の中で風の流れを作って「おこもり避暑」します。早朝散歩とストレッチしたあとは、ほとんど出かけず、お昼を食べたらゆるく除湿をかけてベッドでお昼寝してしまいます。汗をかいたらすぐシャワー。梅ドリンク飲んで団扇パタパタ。
さて、そんな私が好きな夏お勧めの京都市内の立ち寄りスポットは南禅寺の方丈です。山門から入ってだいぶ奥のほうで料金を支払わねば入れないせいもあるのか、団体さんの観光客はインクラインで写真撮影をしたあと、ほとんど素通りしてお帰りになることが多く、中はゆっくりと涼しく過ごせます。
特に、滝が見えるお部屋で頂くお抹茶とお菓子は、とても贅沢で静かな時間。岡崎界隈で観光に疲れたら、満員の喫茶店に飛び込むよりうんとお勧めの空間です。同じ想いの独り旅の方が多いので、あんまり大きな声でおしゃべりせんと、静かに場を味わってくださいね。

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