玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

眼鏡市場

小学生の頃からすごい近眼で、赤いセルロイド枠に牛乳瓶の底のような分厚いガラスレンズの眼鏡が手放せず、悩みの種。眼鏡で矯正すると、吐き気と眩暈で立っていられないくらいキツイのです。コンタクトレンズだと見え方にひずみがなく、20歳からは、レンズはカラダの一部でした。特にここ10年は素材も柔らかくなり、酸素透過率も上がって、どんな仕組みで見えるのかわかりませんが、遠近両用コンタクトというスグレモノも手に入れて快適でした。
ところが、加齢とともに角膜の正常細胞は少なくなって、ドライアイなどトラブル続き、装着時間を短くせざるをえない。おまけに老眼・・・近視の人は老眼かかったら眼鏡がいらなくなる、なんて大嘘!
ああ困った、遠くも近くも、床のホコリも、鏡に映っているはずの顔のうぶ毛も、なあんにも、嬉しいことに汚いものが全く見えないのです。裸眼で10センチくらいまで顔を近づけてゾッとし、「そうだよね、半月も拭き掃除してないのに変やなって思ってた。」
で、ついに、眼鏡市場で、中近両用眼鏡というものを作ってもらいました。コンタクトを二日はずし、よく眠った良い状態と、仕事続きで最悪コンディションのときを選び、二回も検眼してもらって、自分が見たい距離、私の場合なら、洋裁、読書、スケッチ、パソコンと、生活環境をしっかり伝えて、度数を合わせてもらいました。遠くは犠牲にしても良いので、6畳間の隅から隅までずい〜っと。UV、PCブルーライトもカットのコーティングもつけて、最高の眼鏡ができました!「ああ、快適。これなら毎日かけられます、眼鏡市場さん、本当にありがとう!」

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