玉城和美の描き絵空間

琳派の元禄文化「かきえ」を令和へ繋ぐ絵師の活動日誌

マグカップ&コースター

陶磁器の上絵付けに凝っています。器は、清水焼や京焼きの手ひねりやろくろものの無地を仕入れます。その器を手にとって、じっと眺め、沸いてくるイメージや、これと思う絵柄を下絵無しで即興で描いていきます。器は、布と真逆なので、「全く染み込まない素材なのに、よく両立できるね。」と言われますが、だからこそ面白いというか、失敗しても、焼くまでは洗い流せるので、描写や構成力のトレーニングにもなり、楽しく気分転換にもなります。
だんだん上絵絵付け用の絵の具の扱いにも慣れてきたので、最近は、白磁以外に地色の濃いものや、上薬が微妙に窯変したものにも描いています。
絵付けしたあと定着させるために焼く電気窯も、アトリエオープンの際に頑張って購入しました。冬場は、水を使う布に描き絵よりも、器を焼いているほうが暖かくて、ちょっとお気に入り。オーダーのマグカップ&コースターと同時進行で、教室やアトリエ訪問のお客様にお出しする器を順番に新調しています。赤と紫は難しく、窯だししたとき、良い色にあがってくると、とても感激します。

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